Memories of the Inner Journey

第1回  今、何が見えているんだろう

つぶやきの奥にあるものがたり

僕が生まれたのは四谷三光町。
母と二人、路地の突き当りの家に住んでいた。
最初の思い出は、
庭の裏木戸。
そこを開けると、
断崖絶壁が広がっていた。
はるか地の底に、
一軒の家が建っている。
幼い僕は、
その光景が怖くて、
二度とその扉を開けなかった。
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いま思えば、
それは本当にあった景色なのか、
夢だったのか、
わからない。
けれど、
あの「開けてしまった」という感覚と、
「もう開けない」と決めた気持ちは、
はっきりと覚えている。
人は、
自分の中にある扉を、
いつのまにか閉じてしまうのかもしれません。
怖かったから。
まだ早かったから。
理由はわからないけれど。
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いまその扉を開けたら、
違う風景が広がっているのかもしれない。
見える景色は、
そのときの心によって違う。
僕の心には、今何が見えているんだろ
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今日は、
裏木戸の話から。
あの扉の向こうにあった景色は、
いまも、
私の中に残っています。
この「言葉にならない動き」を大切にします。

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