顔をそむけたくなる過去がある
耳をふさぎたくなる　声が聞こえる
逃げ続けたいけれども
いつかはそれと向き合うときがくる
だったら、きちんと真正面から

失敗とか　挫折っていう言葉があるけれど
全部人生の途中の出来事って思えば
それはただの節目
そこから　いくらだって　やり直せるし
何度だって　始められる

しあわせは待っていても　なかなか来てくれない
誰かにもらったしあわせは　知らないうちにいなくなる
しあわせの基準は　みんな違う
しあわせは自分基準で決められる
だから　しあわせは、自分から始められる

昨日の失敗を取り返そうとしたり、
明日の幸せのために今日を生きたり
でも、どんなに頑張っても
味わえるのはいつだって、今だけ。
楽しさも、幸せも、喜びも、味わえるのはいつだって、今だけなんだよ。

毎日の終わりに、
「きょうもいい一日だった、満足満足」
そんな言葉を口にして、自分の耳に聞かせてあげる
ぐっすり眠り、素敵な夢の世界に導いてくれる、
ボクにとっても魔法の言葉。
満足満足　大満足！

少しずつ、少しずつ、ときを大事にするようになってきた。
相変わらず、一年はあっという間に過ぎ去るけれど、
そのとき時の瞬間の質が違う。
大事に生きて、大事に過ごした実感がある。
そんな瞬間瞬間をこれからも生きていこう。

自分の想いを
自分の良心を
自分の熱意を
自分の喜びを
自分のやさしさを
つたえることのできる人生がいい。

頑張って、前ばかり見て走り続けていたら、ほんの少し立ち止まってみる。
早くたどり着いても、大事なものを置き去りにしていることもあるから。
何のために走っていたのかわからなくなる。
そんな時は、止まって、目を閉じて、静かに自分に聞いてみる。
自分にとって、今いちばん大事なものは、何？

ため息は幸せが逃げるっていう人もいるけれど、
ゆっくりと、たっぷりと息を吐きだしてみよう。
なんだか、理由はわからないけれども、
ほっと　する。
自分が　帰ってくるような、そんな場所がきっと見つかる。

失敗するのは嫌だ
恥ずかしいし、誰にも知られたくないし、知られたらみじめだし
でも、失敗したら、それで“おしまい”にする人もいるけれど、
学んで、それを“始まり”にする人もいる
失敗だらけのボクは、今日まで何度も何度も
“始めて”きたってことなんだなぁ。

お金があれば、時間があれば、あの人が認めてくれれば、
世の中が受け入れてくれるなら
できるのにとか、そうじゃないからできないとか、
そうやって、自分の人生を自分以外の基準で生きるのを「他者軸の人生」と呼ぶ
自分の人生なんだから、自分基準でしたいのかしたくないのかを決めればいい。
それが「自分軸の人生」

したいことをするって、素晴らしい。
でも、そのことで、誰かを傷つけていることもある。
それはおまえのわがままだ、って声が聞こえてくる。
そのたびに、心は揺らぐ。どうする？　自分軸！　だから、自分軸！

年に１、２回だけ、「元気？」って連絡を取り合う友がいる。
若い頃は毎日のように話し、笑い、励ましあった。
今は、ほんの数行のメールでも、
あいつのやさしい気持ちが伝わってくる。
友は今もあの頃のまま、ボクの心の中にいる。
ボクには、そんな大事な友がいる。

自分とは違う考えは、簡単には心に入ってこない。
まず、受け止めて、それからゆっくり受け入れてみる。
呼吸を整えて、よく感じて、味わって、
それから認めていけばいい。
素直さが、それを助けてくれる。

知らないことを調べて、知っていることが増えていく。
知れば知るほど、豊かな気持ちになる。
でも、よく考えてみれば、知ることと、
それを経験していることとは全く違う。
経験してみなければ、気づきは生まれない。
知る、だけでなく、それを経験して初めて、自分と“それ”がつながる。

自分のことを認められなければ
何を受けとっても、うれしさは味わえない
自分の一歩が生み出した「なにか」は、
それがどんなに小さなものでも、いとおしい
今日は、自分のことを大好きだって言ってあげよう

若い頃は、自分が空っぽだって何度も落ち込んだ
空っぽなのは嫌だから、知ったかぶりもした
でも、そんな自分を受け入れ始めると、
空っぽが恥ずかしくなくなった
そして、空っぽの箱が、
何でも入れられる魔法の箱になった

実りの秋
たくさんの実りを受け取ってきた
でもつい、その感謝を忘れてしまう
「それがあたりまえ」になってしまうと、ちっともありがたくなくなる
ありがたいって思えないのは、傲慢だ。
感謝は、謙虚さから生まれてくる
「ありがたいなぁ」って、しみじみ味わう
そんな謙虚さは、いくつになっても大事な課題だなぁ

知識が増えると、その分「知ってる」が増える
知ってる　が増えると、「なんで？」がなくなる
なんで？　がなくなると、人生がおもしろくなくなる
好奇心がなくなってしまっては、生きている実感を味わえない。
だから頭でっかちになる前に、
手放して　また学ぶ

いろんな知識を得てきた。
覚えていることもあるけれど、
忘れてしまったこともたくさんある。
今、この歳になって改めて、自分をもっと知りたくなった
生涯かけて学ばなければならないことは、
もしかしたら、自己を学ぶ　ことだけなのかもしれない。

昔のことをあれこれ思い出して胸が苦しくなったり
明日のことを考えて不安になったり
今を生きるどころか、大事な今と言う時間が、
まるで明日のための時間になってしまう
子どものころは、昨日のことも明日ことも関係なくて、
いつも目の前にあることに飛び込んでいた。
「今ここ」ちっちゃい頃は、禅のマスターだったのかもしれない。

ゆだねるなんて簡単にはできやしない
自分で　何でもやってきたし、
大事なことを人に任せるなんてことはしてこなかった
自分でやれば　結果がどうであれ、自己責任。そうやって生きてきた
でも、人生はやっぱり大きな何かによって動かされているような気がする。
ジタバタしても、結局運ばれてるって、どこかで感じてしまう。
ゆだねてみる、結構らくちんになれるかもしれないなぁ

あんな目にあって、あんなことをされて
おまけに　自分もあれこれやってしまった
過去を振り返ると、かき消したくなるような記憶が山ほどある
後悔や、罪悪感が沸き上がる
でもね、それはぜんぶ今の自分につながっていて、
ぜんぶ　ボクの人生に必要なことだった
それを認めた時から、本当の人生が始まった

そのうちやろう　とか
いまじゃなくてもいい　とか
ずいぶん先延ばしにしてきたけれど、
やっぱり　いましかやれないこともある
そうだ！
やることを　やるときに　やれ！